インフルエンザ治療薬リレンザ

リレンザを吸っても熱が下がらないときは

リレンザの作用にはウイルスの増殖を抑える効果がありますが、熱を下げるような解熱作用はないので注意しましょう。元々はインフルエンザA型及びB型で見られる、ノイラミニダーゼと呼ばれる酵素を阻害する作用があります。ウイルスは細胞から細胞へと移動して増殖する際に、ノイラミニダーゼを使用して細胞から遊離するようになっていますが、この酵素が阻害されると細胞から離れることができなくなるため、リレンザを使用すると侵入した細胞内に閉じ込めることになります。結果的に増殖が不可能となり、症状が緩和されるという仕組みになっています。

インフルエンザによる発熱は、ウイルスを異物として扱い、排除するために身体が防御反応として熱を出すので、ウイルスを駆除すれば自然と熱が下がるようになります。この作用から、リレンザには解熱作用があると勘違いしている人も多いようです。通常であればリレンザを使用して2~4日ほどでウイルスは大人しくなり、熱が徐々に下がるようになりますが、インフルエンザによって免疫力が低下している人は、細菌の二次感染によって肺炎や脳症、脳炎の合併症を引き起こすことがあります。

問診する医師こうなると高熱が治まらず、インフルエンザの延長のようになってしまうので、リレンザを飲みきっても熱が下がっていない人は、かかりつけの病院に相談するようにしましょう。通常はインフルエンザの流行具合や、患者の症状などから二次感染を防ぐ意味で、医師が抗生物質を予め処方することがあります。処方されなかった場合で、高熱が続く人は二次感染が起こった可能性があるので受診すると良いでしょう。正しく使用していれば肺炎や脳症、脳炎などには対処できるので、医師の指示に従って使用するようにします。